Newton最新号~宇宙誕生の1秒間
8/26発売の最新号のテーマです。
30年ほど前では、こういう話はあまりありませんでしたよね。
科学の進歩なのでしょうね。やはりコンピュータ・シミュレーションの効果も大きいですね。
さて、麦子としては、あまり興味のないテーマです。
麦子の永遠のテーマは、「光とはなにか?」です。
アインシュタインは質量と時空構造との関係を定式化しました。やはり、アインシュタインの宇宙方程式は美しいと思います。アインシュタインの根本的な思想である、「自然は単純である」は強い原動力だと思います。
どんなに複雑な体系であっても、単純な構築原理が出発点であり、根本の原理であるという信念のもと、リーマン幾何を駆使して、宇宙方程式をきわめて単純な式として導出した。
それから見ると、どうも、宇宙創生の一秒という話はピンと来ないのです。
ちなみに、なぜ、光速が自然界での最大速度なのか?なぜ、光速を超えるものは存在しないのか?
それは、因果律からきています。
「原因」と「結果」の関係が逆転することはないという大前提から、これは導かれます。
1)ピストルから弾丸を発射する
↓
2)相手に命中して、肉体を破壊して死に至らしめる
決して、2)がおきてから、1)がおきることはありません。原因と結果の関係は時の流れに従い、一方向です。
つまり、
1)時の流れは絶対で一方向である。
2)したがって、原因と結果という、各事象の相関を関連づける関係において、原因→結果の位置関係は絶対である。(因果律は絶対である。)
3)したがって、自然界に存在する最大速度である、事象の伝達速度が存在する。
(もし、事象の伝達速度を超える速度が存在すると、因果律が崩れる。)
4)事象伝達速度は光速度である。
(人類は、光速を超える事象伝達の手段を認知しえていない。)→(単に認知不能だけか?存在しないか?)→これは哲学の領域。
5)したがって、光速が最大速度である。
しかし、「光とはなにか?」に対する明快な回答は存在していないと思います。
光ほど、不可思議なものはないと思います。それは物質ではなく、波でも粒子でもないし、同時に波でも粒子でもある。
1)質量が存在しなければ、重力は存在しない
2)電磁場がなければ、光は存在しない。
1)質量が存在しなければ、時空構造は存在しない。ただの無という空間、場のみである。
2)質量が存在しなければ、電磁場は存在しない。ただの無という空間、場のみが存在する。
3)無という空間は、時空構造とはなりえない。時間が存在しない。→(考え方によって分かれるかも?)
1)無から有が発生するか?→量子宇宙論の世界?→ミクロ宇宙に対する、シュレーディンガー方程式の特殊解(特異な境界条件下での解)により、ある確率で、無から有が発生しうる?
2)アインシュタインは言った、「神はサイコロを振らない」