二人の人を同時に愛する~精神病院
二人の女性ヒロインと二人の男性ヒーロー。
「アリエスの乙女たち」は麦子の愛読書のひとつでした。
その中で、路美が言った言葉、
「そんなのウソよ!貴方が二人の女性を同時に同等に愛する、と言っても、それは、貴方の愛の半分でしかないじゃない!」
なるほどと思いました。
女性の感覚、作者の里中満智子のイメージ。
でも、男でも同じですよね。独占欲、愛する相手のすべてを所有したい。
これは、「愛の尺度」になります。自分自身が相手を真実、愛しているかどうか?それは、この独占欲とは異なる、感情の有無だと思います。
見返りを求めない愛・・・という形もありますが、それは、許されない制約条件に服従しているだけの事でしょう。
男性も女性も、愛とは、完全な愛だということで、結婚の契り、誓いもそういうことですね。神の前での誓約。
これに反するということは、愛していないというだけのことですね。部分的な愛だというのであれば、結婚前と同じであり、やはり、上の命題に照らし合わせる必要が出てきます。
さて、麦子は傲慢なので・・・・。あくまで自己に対してのみです。
二人の人を同時に愛する・・・・。
その結果は、意識障害につながりました。夢遊病?血圧は60-50という値になり、冷たくなり、それでも普通に動いて、なんらかの行動をとります。
ただし、その発言は、まったく別人のものとなります。
「もう遅いんだから、よその子は早くおうちに帰りなさい」
チコリータとヒノアラシのぬいぐるみを持ってきて、「パパ、これわかる?」
「お母さん、やっぱりお父さん、おかしい!」
面白いのは、夢遊病のように?その間の記憶がまったく存在しない事です。
やはり、人を愛するということは、命がけなのですね。
確かに、別人の意識、別人を自己の中から誘発するという事象は、「二人を同時に愛する」に対する「唯一の回答」かもしれません。
こんな事を考えたりしました。
しかし、現実という誓約条件は、家庭、家族の維持、守る、という事や、経済的な制約などを必要とします。
これらは、愛に関する感情、意識、心とは別ものですが、「生きる」以上、必須の条件です。生物にとって、食、住は必須、パンと屋根は必要なのです。
衣はどうなんでしょう?動物には、衣食住の衣がないですよね。
これも面白いですね。
確かに、その意味で、旧約聖書、アダムとイブは重要ですね。
動物と人との区別が明確に出ていますね。
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「アリエスの乙女たち」は麦子の愛読書のひとつでした。
その中で、路美が言った言葉、
「そんなのウソよ!貴方が二人の女性を同時に同等に愛する、と言っても、それは、貴方の愛の半分でしかないじゃない!」
なるほどと思いました。
女性の感覚、作者の里中満智子のイメージ。
でも、男でも同じですよね。独占欲、愛する相手のすべてを所有したい。
これは、「愛の尺度」になります。自分自身が相手を真実、愛しているかどうか?それは、この独占欲とは異なる、感情の有無だと思います。
見返りを求めない愛・・・という形もありますが、それは、許されない制約条件に服従しているだけの事でしょう。
男性も女性も、愛とは、完全な愛だということで、結婚の契り、誓いもそういうことですね。神の前での誓約。
これに反するということは、愛していないというだけのことですね。部分的な愛だというのであれば、結婚前と同じであり、やはり、上の命題に照らし合わせる必要が出てきます。
さて、麦子は傲慢なので・・・・。あくまで自己に対してのみです。
二人の人を同時に愛する・・・・。
その結果は、意識障害につながりました。夢遊病?血圧は60-50という値になり、冷たくなり、それでも普通に動いて、なんらかの行動をとります。
ただし、その発言は、まったく別人のものとなります。
「もう遅いんだから、よその子は早くおうちに帰りなさい」
チコリータとヒノアラシのぬいぐるみを持ってきて、「パパ、これわかる?」
「お母さん、やっぱりお父さん、おかしい!」
面白いのは、夢遊病のように?その間の記憶がまったく存在しない事です。
やはり、人を愛するということは、命がけなのですね。
確かに、別人の意識、別人を自己の中から誘発するという事象は、「二人を同時に愛する」に対する「唯一の回答」かもしれません。
こんな事を考えたりしました。
しかし、現実という誓約条件は、家庭、家族の維持、守る、という事や、経済的な制約などを必要とします。
これらは、愛に関する感情、意識、心とは別ものですが、「生きる」以上、必須の条件です。生物にとって、食、住は必須、パンと屋根は必要なのです。
衣はどうなんでしょう?動物には、衣食住の衣がないですよね。
これも面白いですね。
確かに、その意味で、旧約聖書、アダムとイブは重要ですね。
動物と人との区別が明確に出ていますね。
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